SONY MZ-R30の部屋

ソニーのMDウォークマンMZ-R30についていろいろ書いています

MZ-R30の充電池 その2

逝く電池あれば、来る電池あり・・・

MZ-R30の充電池(LIP-12H)の話、その2です。いきなりですが、前回の記事で紹介した電池、解剖してみました。全く動作しないので、まあ、もとから自力で直せるものとは思っていませんでしたが、どうも知りたい欲求が抑えきれず、やってしまいました。

 

ご注意!二度と元通りにはなりませんよ

さて、最初にお伝えしなければならないのは、この充電池、解体すると二度と元の形には戻りません。というのが、充電池の外皮は、はめ込み式になってはいません。いちおう、上下の境目のはありますが、これを分離するのは、ほぼその境目を「破る」という感じとなります。で、解体したところの写真が以下です。

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中に入っていたのは

開けてみますと、ご覧の通りのものが入っていました。表面には

US18650S

とあります。また、その右側にはGRという文字が丸囲みで書かれています。

「18650」とはリチウム充電池の規格の一つで、長さ65mm、直径18mmのサイズとのこと。調べてみたところ、思った以上に扱いにはそれなりの知識や注意が必要なようで、気安く交換・修理できない様子。なので、私もそれ以上は手を出さないことにしました。ということで、この記事では、「こんなものが入っていました」という情報提供にとどめたいと思います。

 

稼働する充電池を入手!

そもそも、充電池の解剖を思いついたのも、実は稼働する充電池をネットで手に入れたからでした。まあ中古なので、本当にバクチというか、ほとんど期待していなかったのですが、これが大当たり! 動作中の写真がこれです。

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意外と長持ち

稼働するとはいえ、実際のところ、そう長時間は持つまいと思っていましたが、これが意外といけました。どれくらいかというと、私の場合、だいたい毎日寝る前の1時間程度、MZ-R30をいじっているのですが、ACアダプターを使わず充電池だけで4~5日は持ちます。その間に充電はしていません。

 

しかし、このようなケースは、非常にレアなものだと思っていただいてよいのではないでしょうか。偶然にも、非常に状態の良い個体が入手できたと思っています。そもそも、現在動作可能なLIP-12(H)が残っているのか・・・。上述の解体されたものを含め、これまで、3本の同型充電池を入手しましたが、生きているのはこの1本のみです。

 

そもそも充電池は必要?

実際のところ、今、MZ-R30を所有している、あるいはこれから入手しようと思っている人も、これを実用的な録音・再生アイテムとして使おうという人はほとんどいないと思います。いわゆる趣味の範疇ではないかと。

 

さて、そうしてみた時に、充電池は必要でしょうか? 私の考えは、「やはりあるなら、あるに越したことはない」です。その理由は、主に2つです。一つは、何よりも自己満足。どうせなら、かつて使っていたように、充電池だけで動かしたいじゃないですか。で、実際にそれで動かしてみると・・・はい、満足度、高くなります。

 

もう一つの理由は、便利さ。愛着のあるMZ-R30とはいっても、さすがに今は外出先で使おうとは思いません。主に室内専用です。しかし、そういう時でも、やはりACアダプターのコードから解放されるというのは、メリットが大きいと思います。